村上の鮭

村上人が愛するソウルフード『鮭』〜鮭のふ化から美味しい料理まで

  • 新潟県

日本初の人工ふ化に成功した鮭文化

新潟県村上市は、江戸時代から『鮭』のふ化増殖を行い、明治時代には日本初の人工ふ化に成功しました。この地域は、古くから鮭を愛し、鮭を中心とした文化が根付いていることで知られています。

村上名物!ごはん泥棒『塩引き鮭』

村上の代表的な鮭料理といえば『塩引き鮭』。
粗塩をすり込んだ鮭を外で風に干すことで、風味豊かに仕上げる逸品です。
村上の家庭では庭先で手作りされることもあります。

塩引き鮭は焼いて食べますが、鮭の旨味が凝縮され、濃厚な塩味がご飯との相性抜群!まさに『ごはん泥棒』と呼ばれる逸品です(塩抜きして食べる場合もあります)。

酒の肴にピッタリ!『鮭の酒びたし』

もう一つの村上名物が伝統珍味『鮭の酒びたし』です。
塩引き鮭をさらに半年ほど乾燥させ、食べる際に日本酒をかけていただく珍味で、酒の肴にもピッタリ!村上の祝い事には欠かせない、ハレの日ソウルフードとしても親しまれています。

地元で呼ばれる『いよぼや』

ちなみに、村上を流れる三面川(みおもてがわ)でとれる鮭は、地元では『いよぼや』と呼ばれています。

『いよ』とは魚(ウオ)が変化し、『ぼや』も魚をさす方言で、合わせて『魚の中の魚』という意味があり、この特別な呼び名にも、村上の鮭文化への愛情が込められています。

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