いしり・いしる

出典:石川県観光連盟

日本三大魚醤の一つ『いしり・いしる』

  • 石川県

いかや魚を原料とした魚醤

『いしり・いしる』とは、いかや魚を原料とした魚醤で『しょっつる(秋田)』『いかなご醤油(香川)』に並ぶ日本三大魚醤の一つです。

その歴史は古く江戸時代の中頃にはすでに存在していたという記録があります。

魚醤いしる・いしり

魚醤いしり・いしる(画像提供:石川県観光連盟)

『いしり』と『いしる』

『いしり・いしる』について厳密に言うと、『いしり』はイカの内蔵を使い長期間発酵・熟成させて作る魚醤で、主に富山湾に面した内浦地区で作られています。

『いしる』はイワシやサバなどを原料に、内蔵も含め長期間塩漬けし発酵・熟成させて作る魚醤で、主に日本海側の外浦地区で作られています。

ただ、一般的に『能登半島の名物魚醤』という場合は、それほど区別せず、ともに『いしり』や『いしる』と呼ぶケースも多いようです。

いしる鍋

魚介と野菜で作る『いしる鍋』(画像提供:石川県観光連盟)

いしり・いしるは、刺し身や焼き魚、鍋料理の出汁などに使われますが、熱を加えた方がマイルドな旨味になるため、シーフードの炒め物や、チャーハンなどに使うと良いアクセントになります。

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