地元が愛してやまないソウルフード

京都ラーメンを3つに分類

古い寺院や美しい庭園、伝統的な和食『京料理』など、日本の歴史と文化が豊富に息づく街『京都』。
さらに四季折々の美しさも加わり、世界から訪れる人々を魅了します。

そんな伝統的な和の印象が強い京都ですが、実は、京都人はラーメンが大好き！しかも、あっさり系ではなく、こってり系濃厚ラーメンが大好き！

京都人は一般的に『醤油ベースのこってり系濃厚ラーメン』を好むようですが、もう少し掘り下げていくと『京都のラーメン』は、主に3つのタイプに分類できます。

1、豚骨・豚肉、鶏ガラ系の出汁を使った濃厚醤油ラーメン
…新福菜館さん（1938年創業、京都一の老舗・京都ラーメンの源流とも）、本家 第一旭 たかばし本店さん（1947年創業、京都を代表する老舗）など

2、鶏ガラベースのスープに背脂を加えたラーメン (背脂チャッチャ系タイプ)
…ますたにさん（1948年創業、背脂醤油系の元祖とも）、ほそかわさん（1985年創業）など

3、鶏ガラをとろみが出るまで煮込んだ濃厚スープ・鶏白湯 (とりぱいたん)ベースのこってり系・ポタージュ系ラーメン
…天下一品さん（1971年創業、全国に展開）、天天有さん（てんてんゆう、1971年創業）など

上記の主な3つのタイプに分類でき、そのバラエティさが京都ラーメンの魅力を形作っています。
また、京都ならではの京野菜『九条ねぎ』をトッピングするラーメン店も多いです。
最近では、あっさり系ラーメンや、つけ麺のラーメン店も増え、まさにラーメン激戦区の状況です。

京都というと伝統的な和食『京料理』をはじめとする、お出汁の効いた上品な味わいというイメージが強いですが、ラーメンについては、豚骨、背脂、鶏白湯、いずれにしてもパンチの効いた、濃い系ラーメンが好きな方が多いようです。

決して悪い意味ではなく、意外と庶民的な一部分もあるのかと…
そう思うと、京都人に対するとっつきにくいという印象も少し変わりましたね、あくまでも個人的な意見ですが…^^;