地元が愛してやまないソウルフード

北海道民が愛してやまないソウルフード『ザンギ』とは、一般的には鶏の唐揚げを指します。

しかし、ザンギと唐揚げの違いについては、少し独特な定義や地域性が存在します。

ザンギと唐揚げは同じもの？違うもの？

よくある疑問ですが、ザンギと唐揚げは同じもの？違うもの？
という疑問に対し、一般的な唐揚げよりも味付けが濃いものがザンギという認識があります。
(でも、ぶっちゃけ、味付けが濃い唐揚げもありますよね…)

ザンギは、唐揚げとほぼ同じ料理であると認識されていますが、次のような特徴で区別されることがあります

味付けの濃さが違う
・上述のように、ザンギは一般的な唐揚げよりも、濃いめの味付けが特徴的とされます。
(ただし、濃い味付けの唐揚げも存在するため、この違いは曖昧な場合があります)

ただし、地域性と店舗によっては…
・生姜醤油などに漬け込んでから揚げたものをザンギと呼ぶ（下味の付け方が唐揚げとは異なる）。
・特に釧路を中心とする道東地方では、ザンギはタレで食べるものという認識もあります。

という感じで、ザンギと唐揚げは異なる・区別される場合もあります。

実際、そこを頑なにこだわる方もいらっしゃいます…
(まあ、それはそれで良いと思いますよ^^;)

ただ、一般的にはザンギと唐揚げはほぼ同じであり、濃いめの味付けの唐揚げがザンギ、あるいは呼び方の違いというのが、民主主義的な定説かと思います。
いずれにしても、道民はザンギが大好きということに間違いはありません♪

ザンギの発祥地は釧路

そもそもザンギの発祥は、昭和の時代の北海道釧路と言われ、鶏料理店『鳥松』さんの当時の店主が作った、中国料理のザーギーorザーチーと呼ばれる、鶏肉をぶつ切りにして唐揚げにした料理がルーツとされます。

ちなみに、唐揚げの聖地は大分県中津市（唐揚げ専門店の激戦区であることから）、唐揚げ専門店発祥の地は大分県宇佐市と言われていますよね。

様々なザンギに期待

近年、北海道の飲食店・居酒屋等では、あえて北海道という地域色を出すために、メニュー表記に唐揚げではなく『ザンギ』という名称を使う店舗が増えています。

また、メニューの種類も増え、例えば、
・塩ザンギ（塩味ベースのシンプルな味付け）
・醤油ザンギ（醤油や生姜醤油を効かせた定番の味）
・タレザンギ（揚げた後に甘辛いタレorソース等で頂くもの）
などもあります。

いずれも鶏肉を使い、下味の漬け方や食べ方を変えたザンギ・唐揚げです。
(この場合は明らかに、ザンギ＝唐揚げという認識で、呼び方・表記が違うだけですね)

さらに最近は、鶏だけではなく『タコザンギ（タコの唐揚げのこと）』なども人気です。
言葉の使い方としては◯◯ザンギのように、ザンギ＝唐揚げ（鶏に限らず）という意味で使用するようになってきました。

北海道では、もっと色々なザンギメニューが登場するかもしれません。楽しみですね♪

北海道の食文化を彩るザンギ

ザンギは、道民には欠かせないソウルフードであり、北海道観光時にもぜひ食べて欲しい逸品です。これからも進化し続けるザンギの食文化に期待が高まります♪