北海道・札幌のソウルフード店『串鳥』
- 道央
- 2025年1月20日
札幌発祥の焼きとりチェーン
札幌発祥のソウルフード店として知られる老舗焼きとりチェーン『串鳥(くしどり)』さんは、北海道・札幌を拠点に1980年(昭和55年)に創業しました。
串鳥さんでは、鶏肉はもちろん、豚串(豚精肉)や人気の『もちベーコン』など、多彩なメニューを楽しむことができます。
地元札幌はもとより、近隣の江別市、北広島市など、また、北海道第二の都市である旭川市にも展開し、いまや北海道のソウルフード店として親しまれる串鳥さん。
近年、東京の吉祥寺や宮城県仙台地区へも出店し、その味を全国に広めています。
焼きたての串料理を味わえる串鳥さんは、北海道グルメの魅力を存分に感じられるお店です。北海道・札幌を訪れる際には、ぜひ地元ならではの焼きとり文化を体験してみてください!
北海道の『焼きとり』文化
ところで、北海道の『焼きとり』文化は、他の地域とは少し異なるのをご存知ですか?
一般的に『焼きとり』と聞くと、当然『鶏肉』を思い浮かべる方が多いかもしれません(特に首都圏・関東の方々は)。
が、北海道では『豚肉』や『豚もつ串・もつ焼き』の専門店(いわゆる『焼きとん』専門店)はほぼ無く、『焼きとり』店で豚肉や豚もつ串が提供されるのが一般的です。
このため、北海道民は『焼き鳥』と『焼きとん』を意識して区別することはなく、焼きとり店には『豚串(豚精肉)』があるのが当たり前という感覚です。
(メニュー表記にもあえて『鶏・鳥』という漢字を使わず、『焼きとり』や『やきとり』と平仮名を用いるお店も多いです)
『やきとり弁当』や『室蘭やきとり』も
そのため、北海道民にとっては、函館人のソウルフード『やきとり弁当』や室蘭人のソウルフード『室蘭やきとり』が、実は『豚肉の串焼き』であることも、特に驚くことではありません。
首都圏・関東地方の方々は、『やきとり』と書いてあるのに、実際は『豚串』なことに驚く方も多いようで、よく話のネタになりますよね…
でも、この件に関しては、福岡県や埼玉県東松山などの地域にも北海道民と同じような感覚の方がいますので、もしかすると、首都圏・関東地方の方々だけが違うのかもしれません…?
『焼き鳥』と『焼きとん』という食文化の変化
また、最近は、焼きとりチェーン店などで、豚串を通常メニューで扱っているお店も多々あり、豚串が一般的なメニューとして定着してきたことで、特に若い世代を中心に、それほど区別しない方々も増えているようです。
『焼き鳥』と『焼きとん』という、ある意味、食文化の区別が、次第に薄れてきているのかもしれません。今後は、『焼きとり・やきとり・串焼き』という、一つのまとまった食文化に変化するかもしれませんね。
(江戸っ子である友人にこの話をすると、それは寂しいという意見でした…)
名称 | 串鳥(くしどり) |
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地域 | 札幌ほか |
情報ソース | 串鳥 |