地元が愛してやまないソウルフード

佐野市民のソウルフード『佐野ラーメン』とは？

『佐野ラーメン』とは、栃木県佐野市を発祥とするラーメンで、関東を代表するご当地ラーメン。

青竹を使って麺を打つ、青竹打ち（練った小麦粉を、青竹に体重をかけて延ばしていく）による、コシが強い平打ち麺が特徴的。太さは中太・細麺等、店舗によって異なる。

スープは、さっぱり醤油ベースの透き通ったスープが多い。

具材は『チャーシュー、ネギ、メンマ、なると』の組合せが多く、シンプルで昔ながらのラーメンという感じ。

佐野市はラーメン激戦区？

佐野市の人口は約12万人。これに対してラーメン店は200件を超えるという。
(佐野市観光協会サイトより)

人口10万人あたりのラーメン店数の調査によると、栃木県は全国第3位という調査結果があり、さらに栃木県内でも佐野市のラーメン店は多く、人口1万人あたり・市町村単位の場合は、全国トップの可能性もあるという。
(札幌、福岡、喜多方よりも多いという情報もある。)

また、佐野ラーメンを提供している店舗は、栃木県佐野市を中心にその周辺地域にも多く、隣接する群馬や茨城、埼玉等、北関東を中心にかなり広い地域に存在するという。

数字からすると、佐野市はラーメン店の激戦区なのかもしれません。
が、同時にそれは『佐野市民がいかにラーメンを愛してやまないか』という、一つの表れのような気もします。
さらに、佐野ラーメンを提供する店舗が、地元佐野市に留まらないということを考えると、よっぽど人気があるんでしょうね。

佐野市と言えば『さのまる』くん

忘れてはならないのが、佐野市と言えば『さのまる』くん。
ゆるキャラグランプリ2013の王者だ。

佐野ラーメンのお椀（雷文模様の代わりにローマ字『SANO』が表記）で出来ている笠をかぶり、腰には栃木県民のソウルフード『いもフライ』の剣を差した侍（犬？）キャラ。
前髪も麺で出来ているという、そのそつなさがまたいいですね。