福岡から全国へ『辛子明太子』
- 福岡県
- 2023年4月17日
福岡はたらこの消費量が日本一
言わずもがな福岡名物であり、福岡お土産ソウルフードの定番『辛子明太子』。
ちにみに、福岡はたらこの消費量が日本一の県(参照:地域の入れ物)です。
辛子明太子は、スケトウダラの卵『たらこ』を塩漬けし、唐辛子、昆布、醤油、砂糖等で味付けし発酵させた、辛味と旨味が絶妙に調和したご飯のお供です。
その発祥は朝鮮半島釜山の料理で、それを日本人向けに改良したのが福岡に本社を置く『ふくや』さんの創業者 川原俊夫氏と言われます。
株式会社ふくやさんは、1948(昭和23)年、戦後の焼け野原から復興し始めた福岡市博多区中洲で創業します。その後、日本人向けに創意工夫を重ねた『味の明太子』を販売したことをきっかけに、辛子明太子は全国に広まりました(諸説あり)。
ご飯のお供としてはもちろん、明太子パスタやうどん、パン、明太子入り玉子焼きなどの一品料理としても、今や様々なレシピが存在しますが、それも『ふくやさん・川原氏』が明太子のレシピを独占せずに他者にも教え、明太子の認知・市場を広めたからこそ生まれたと言えるでしょう。
福岡を訪れた際にはぜひ味わいたいものです。
名称 | 辛子明太子 |
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地域 | 福岡県 |
情報ソース | 博多の食と文化の博物館 ハクハク |