地元が愛してやまないソウルフード

ポン酢・酢醤油であっさり頂く天ぷら

広島人のソウルフード『ホルモン天ぷら』。
肉厚なホルモンの天ぷらを、ポン酢・酢醤油と唐辛子をたっぷり付けて頂くのが基本です。

牛のホルモン・内蔵の天ぷらですが、脂のある部位を天ぷらにすると溶けてしまうため、基本はシロ（ミノ）やヤサキ（心臓）、ハチノス、センマイなどの脂が少ないあっさりしている部位を揚げ、ポン酢等であっさり頂く天ぷらです。

セルフ方式で一口サイズにカット

大きめのサイズで提供されるホルモン天ぷらの盛り合わせを、セルフで包丁やハサミで切り、一口サイズにして頂きます。

自分たちで切ったときに『ああ、ミノか、ヤサキか』など、切ったときに分かるのが一つの楽しみでもあります。酒の肴にピッタリ！進みます！
また、ポン酢等につけて食べるため、その味わいから定食・ご飯のおかずとしても人気です。

もったいない精神により商品化

ホルモン天ぷらは、昭和30年頃、西区福島町が発祥とされ、福島町を中心に店舗が広がります。
その昔、福島町には食肉施設があり、当時、内蔵は廃棄されていましたが、日本人の『もったいない精神』により商品化されます。
新鮮なホルモンを使った料理が多数生まれ、ホルモン天ぷらもその一つと言われます。