いぶりがっこ

秋田名物の代表格『いぶりがっこ』

  • 秋田県

スモーク薫る漬物

秋田名物の代表格『いぶりがっこ』。
大根を燻煙乾燥させてつくる、秋田を代表する漬物です。

特に県内陸部で作られていた保存食・郷土食ですが、そもそものはじまりは大根の漬物『たくあん』です。

たくあんは秋から冬にかけて、大根を干して乾燥させたものを漬けますが、内陸地域は降雪が早い等の気候の関係から、天日干しの自然乾燥だけでは乾燥期間が足りませんでした。

そこで、この地域では期間が短くても乾燥するように、囲炉裏の上で大根を干すようになります。そうすることで乾燥するだけではなく、同時に囲炉裏のスモーキーさも香るようになります。

このようにしていぶりがっこは、一般的なたくあんとは異なり、いぶされた香りが特徴的な漬け物として人気を博すことになります。

酒の肴として、いぶりがっこ単独でももちろん人気ですが、さらに近年は、上記写真のように、クリームチーズとのコラボ(スモークされた燻製の香りがチーズとよく合い人気です)や、細かく刻みポテトサラダに混ぜて頂くような新しいレシピが登場しています。

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