食べても減らない魔法のうどん『牧のうどん』
- 福岡県
- 2024年7月15日
福岡のご当地ローカルチェーン
創業は1973(昭和48)年、福岡県・佐賀県を中心に展開するうどんのご当地ローカルチェーン『釜揚げ牧のうどん』さん。
もともと博多うどんはコシが弱いのが特徴ですが、牧のうどんさんの麺はさらに弱く、食べている間にも麺が出汁をどんどん吸収し、増えるような感じになることから『食べても減らない魔法のうどん』と言われることも。
麺が出汁を吸収するということは、それだけ出汁・スープが無くなりますよね?
でも大丈夫、安心してください。小さなヤカンに入った注ぎ足し用の出汁・スープも付いてきますから。
写真上の小さなヤカンに注ぎ足し用のスープが。
福岡人のソウルフード『かしわめし』もセットで、定番です♪
利尻昆布の国内消費量の約7%が!?
実は、このスープが牧のうどんさんの要といいます。
巨大な釜で出汁用の利尻昆布(りしりこんぶ、北海道北部にある利尻島近海で獲れる昆布)を湯がき、カツオ節等を加え煮立たせて作りますが、その利尻昆布の使用量が尋常ではありません。
なんと、利尻昆布消費量の約7%が、牧のうどんさんの出汁・スープに使われるといいます。国内消費量の7%ですよ!
それだけ大量の昆布からとった出汁・スープ、さらにそのスープをたっぷりと吸収したうどんです。人気があるのも分かります。
以前、テレビ番組で福岡県出身のタモリさんが『うどんにコシはいらない』と仰っていましたが、麺よりも、つゆの旨味をたっぷりと味わうのが、博多うどんの醍醐味かもしれないと考えると、牧のうどんさんが出汁・スープに妥協なく、徹底してこだわるのも納得できます。
福岡のうどんと言えば、丸天とごぼ(う)天のトッピングが定番ですよね。
薬味のネギをたっぷりとかけて頂きます♪
『牧のうどん』という名称は、製麺所のあった糸島市にある地名『牧』から、『牧にあるうどん店』→『牧のうどん』という店舗名に。
味はもちろんのこと、麺を常時湯がくなどの独自の製法により、茹でたてのうどんをお客様に素早く提供するよう、日々取り組んでいるソウルフード店です。
名称 | 牧のうどん |
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地域 | 福岡県ほか |
情報ソース | 福岡 釜揚げ牧のうどん |