福岡牧のうどん

食べても減らない魔法のうどん『牧のうどん』

  • 福岡県

福岡のご当地ローカルチェーン

創業は1973(昭和48)年、福岡県・佐賀県を中心に展開するうどんのご当地ローカルチェーン『釜揚げ牧のうどん』さん。

福岡牧のうどん

もともと博多うどんはコシが弱いのが特徴ですが、牧のうどんさんの麺はさらに弱く、食べている間にも麺が出汁をどんどん吸収し、増えるような感じになることから『食べても減らない魔法のうどん』と言われることも。

麺が出汁を吸収するということは、それだけ出汁・スープが無くなりますよね?
でも大丈夫、安心してください。小さなヤカンに入った注ぎ足し用の出汁・スープも付いてきますから。

福岡牧のうどん

写真上の小さなヤカンに注ぎ足し用のスープが。
福岡人のソウルフード『かしわめし』もセットで、定番です♪

利尻昆布の国内消費量の約7%が!?

実は、このスープが牧のうどんさんの要といいます。
巨大な釜で出汁用の利尻昆布(りしりこんぶ、北海道北部にある利尻島近海で獲れる昆布)を湯がき、カツオ節等を加え煮立たせて作りますが、その利尻昆布の使用量が尋常ではありません。

なんと、利尻昆布消費量の約7%が、牧のうどんさんの出汁・スープに使われるといいます。国内消費量の7%ですよ!

それだけ大量の昆布からとった出汁・スープ、さらにそのスープをたっぷりと吸収したうどんです。人気があるのも分かります。

以前、テレビ番組で福岡県出身のタモリさんが『うどんにコシはいらない』と仰っていましたが、麺よりも、つゆの旨味をたっぷりと味わうのが、博多うどんの醍醐味かもしれないと考えると、牧のうどんさんが出汁・スープに妥協なく、徹底してこだわるのも納得できます。

福岡牧のうどん

福岡のうどんと言えば、丸天とごぼ(う)天のトッピングが定番ですよね。
薬味のネギをたっぷりとかけて頂きます♪

『牧のうどん』という名称は、製麺所のあった糸島市にある地名『牧』から、『牧にあるうどん店』→『牧のうどん』という店舗名に。

味はもちろんのこと、麺を常時湯がくなどの独自の製法により、茹でたてのうどんをお客様に素早く提供するよう、日々取り組んでいるソウルフード店です。

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