出典:wiki~三輪素麺
そうめん発祥の地、奈良県三輪地方のソウルフード『三輪そうめん』
- 奈良県
- 2016年8月19日
そうめん発祥地の奈良県三輪地方『三輪そうめん』
暑い日が続きますね。
辛いものを食べることで発汗作用を促したり、食欲を湧かせるのも良いですが、たまには素直に、涼し気なものを食べたいと思います。
そんな時にぴったりな麺料理と言えば、やはり冷たい素麺(そうめん)。
奈良県桜井市を中心とした三輪地方は、そうめん発祥の地とも言われ、この三輪地方で生産され特産品となっている素麺が『三輪そうめん』である。
『日本三大そうめん』の一つでもあり、兵庫県の揖保乃糸(いぼのいと)、香川県の小豆島そうめんに並ぶ、日本を代表する素麺だ。
細いながらもコシがあり歯ごたえの良い素麺
三輪そうめんの特徴は、その細さと、細いながらもコシがしっかりとあり、独特の歯ごたえの良さを持っているところ。
三輪そうめんは『手延べ製法』によって作られている。
『手延べ製法』には技術が必要で手間と時間もかかるが、その分、コシが強く煮崩れもしにくい素麺が出来上がるという。
また、2~3年寝かせ熟成させたものは、さらにコシが強くなるため高級品として取り扱われている。
そうめん発祥の歴史
奈良県桜井市を中心とした三輪地方は、そうめん発祥の地とも言われる。
記録として残っているものによると、710年に素麺の原型にあたると考えられる『麦縄』という麺の記述があり、その後800年頃に起きた飢饉の際に、三輪山大神神社の関係者が保存食として作った、小麦をひき、棒状に練り乾燥させた縄(あるいは糸)のようものが、そうめんの始まりと言われる。
年数には様々な記述を発見したため、大よその800年頃としているが、それでも1200年近くの歴史を有している。
そういう意味で素麺は、三輪地方に留まらず、日本の誇るべきソウルフードと言えるだろう。
ところで、そうめん・冷麦・うどんの違いって何?
その違いの基準は麺の太さにある。
日本農林規格の基準となる太さは、
そうめん:直径1.3ミリ未満
冷麦:直径1.3ミリ~1.7ミリ未満
うどん:直径1.7ミリ以上
と定義されている。
暑い時には、冷たいそうめんですっきり。寒い時には、温かいそうめん(にゅうめん)で心もほかほかに。
暑い時も寒い時も年中、飲んだ後に食べる〆の素麺に、心が癒されるような気がするのは私だけだろうか?
(ちなみに、ラーメンやうどんも美味しいのだが、夜中に食べる時は必ず葛藤するし、翌朝はほぼ間違いなく後悔する…)
※にゅうめんとは、ゆで上げた麺に熱いつゆをかけて、あるいはつゆ、出汁、味噌汁などで煮込んで食べるもの。
三輪そうめんを流しそうめんで
現在、『世界流しそうめん協会』がプロデュースしているイベント『スゴい!流しそうめん』が開催されている。
その内容は、国の登録有形文化財でもある奈良の老舗料亭『菊水楼』の3階から、三輪そうめんを流すというイベント。
開催期間は、2016年8月1日~29日まで
※火・土・日曜、祝日を除くのでご注意!
名称 | 三輪素麺(みわそうめん) |
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地域 | 奈良県桜井市を中心とする三輪地方 |
情報ソース | 管理スタッフ |
参照サイト | ・wiki ・乾めん-KANMEN.com-全国乾麺協同組合連合会 ・三輪そうめん山本 ・奈良県三輪素麺工業協同組合 |