大阪ソウルフード『たこ焼き』のルーツは『明石焼き』?
- コラム
- 2016年7月16日
たこ焼きのルーツは明石焼き?
先日、大阪のソウルフード『たこ焼き』と、同じく関西の兵庫県明石市のソウルフード『明石焼き』を取り上げたが、その際に色々調べたところ『たこ焼きのルーツは明石焼きにある』という説をみつけた。
ラジオ焼き?ちょぼ焼き?
さらに調べてみると『明石焼き』の他『ラジオ焼き』『ちょぼ焼き』という名前が出てきた。
諸説あるが、あくまでも個人的な理解としてまとめてみると、
一番古くは、粉もの(粉もの料理の起源は、安土桃山時代の千利休が、茶会の茶菓子として好んだという『麩の焼き』)から始まり、
→ちょぼ焼き(お好み焼きのように、まだ丸くない)
→ラジオ焼き(ちょぼ焼きをルーツに、牛スジ肉やコンニャク等を具材に入れ、丸く焼いた粉もの料理)
→最後に、明石焼きに入っている『タコ』にヒントを得て、コンニャクの代わりにタコが入り『たこ焼き』が誕生
という流れ。
流石、大阪商人!たこ焼きは、明石焼き・ラジオ焼き・ちょぼ焼きの良いとこどり
この流れからすると、たこ焼きのルーツは『明石焼き』にあるという言い方もできるし、『ちょぼ焼き』『ラジオ焼き』にあるとも言える。
その丸い形に着目すると、そのルーツはやはり『ラジオ焼き』にあり、形はさておき、粉ものという具材だけに着目するとそのルーツは『麩の焼き』『ちょぼ焼き』にあると言える。
ただ『たこ焼き』というそのネーミングや、現在における具材の主役となる『タコ』に着目すると、そのルーツとして『明石焼き』は、やはり外せないだろう。
このような様々なものからヒントを得て、それを吸収しながら一つの商品を作り、さらにそれをしっかりとヒットさせる。
さすが『浪速のあきんど』『大阪商人』ですね。勉強になります。
※ちなみに『明石焼き』は地元では『玉子焼き』と言われるように、その生地は卵がメイン。つまりそのルーツは『粉もの』とも異なり、独自のルーツを歩んでいる。(詳細は明石観光協会公式サイトに記載あり。)
参照サイト | ・明石観光協会 ・wiki:たこ焼き ・wiki:お好み焼き(粉物料理) ・wiki:ちょぼ焼き ・wiki:ラジオ焼き ・wiki:明石焼き(地元では玉子焼きと呼ぶ) |
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