地元が愛してやまないソウルフード

豚骨・鶏ガラベースの醤油ラーメン

『敦賀（つるが）ラーメン』とは、『中華そば』と呼ばれ、豚骨・鶏ガラベースの醤油ラーメンです。

屋台を発祥とするご当地ラーメンで、今でも屋台を構え営業する店舗があり、敦賀名物の一つとも。
敦賀ラーメンの元祖は、1961（昭和36）年に屋台から創業した老舗『中華そば 一力（いちりき）』さんと言われます。

港と鉄道で栄えてきた街と敦賀ラーメン

敦賀ラーメンは、旧国鉄職員や利用客など鉄道に関係する人々や、トラックなどのドライバーから愛されてきた歴史があります。

敦賀市は古くから北前船の寄港地として栄え、日本海の敦賀から京都・大阪などへの物流ルートを確保するため、1882（明治15）年、敦賀から琵琶湖のほとりの滋賀県長浜市まで鉄道が敷かれます。日本海側では初の路線になります。

さらにはその後、敦賀港から連絡船でウラジオストク（ロシア）へ、そこからシベリア鉄道でパリ（フランス）まで行くという、ロシア・ヨーロッパへの路線も確立されます。

このように敦賀は港と鉄道で栄え、これらの関係者から愛された屋台ラーメンが敦賀ラーメンです。